■ VF、無脈性VT ■
VFとは心室細動、無脈性VTとは脈を触れることが出来ない頻脈のことです。AEDはこの2つを検出して電気ショックの実行を指示します。
心室細動は心室が痙攣して、ポンプの役割を全く果たしていない状態です。
無脈性頻脈はあまりにも頻脈になりすぎて、心臓のポンプ機能が空回りしているような状態です。
DCLSでは自分で心電図を見てこの2つの波形を理解し、手動式除細動器で電気ショックを行います。
行うべき事の流れは、BLSと同じです。呼吸に関しては高度な気道確保が含まれ、除細動はAEDによる自動的なモノではなくて手動式で、ついでに薬剤の投与が増えて、、、ってなかんじです。あわてずにBLSの流れを思い出して応用しましょう。(だからBLSが大事なんだってば)
■ VF、無脈性VTのアルゴリズム ■
一番下に、フローチャートがあります。VFとVTは、フローチャートの左半分です。
1,
BLSを行っていたらモニター除細動器、救急カートが到着しました。
2,
バッグマスクの使用、酸素の投与、バッグマスクで十分な換気が出来なければ、高度な気道確保も視野に入れます。
血管路を確保し、輸液、薬剤投与が出来るようにします。
心電図モニターを装着します。
2,
心電図を見るために、要救助者から手を離します。リーダーは心電図を読んで、電気ショックが必要かどうかを判断して下さい。
3,
電気ショックが必要な波形なら、そのよう指示して下さい。何ジュールで行いますか?それあなたの判断ですが、医院で取り決めをしておいて救急マニュアルに明記しておいて下さい。
4,
電気ショックを行います。ショッカーは、全員離れていること、酸素も離れていること、VFあるいはVTが続いていることを確認してからショックして下さい。
5,
何も考えずに、すぐにCPRの再開です。明らかな反応を示さない限り、とにかく2分間のCPRを行って下さい。
6,
2分経過したら、心電図モニターをチェックします。みなさん、離れて下さい。ショックが必要な波形なら、再びショックです。
7,
ショックをしたら、すぐにCPR再開です。2分間ですよ。この2分間、ヒマなのでボーとしている、、、という訳にはいきません。薬剤の投与を検討しましょう。アドレナリン1mgを準備しておいて下さい。次のリズムチェックでVFあるいはVTが続いていたら投与できるようにしておきます。
それでもヒマなので、CPRがしっかりなされているか、確認しましょう。
8,
2分後にまたモニターチェックです。VFあるいはVTですか。ショックしましょう。先ほど準備したアドレナリンも投与しましょう。薬剤投与は、ショックの前でも後でも構いません。ただし、ショックが最優先です。邪魔をしないように。
9,
また2分間のCPRです。忙しいですね。体力勝負ですよ。さらに2分後にもショックの必要な波形ならば、今度の薬剤はリドカインを考慮しましょう。アミオダロンという選択枝もありますが、高価ですよ。
10,
そんな風に、2分ごとのサイクルを繰り返します。BLSの流れと同じでしょ?いつまで続けるの?もちろん明らかな反応を示すか、救急隊に引き継ぐまでです。

|